膠原病内科

当院の膠原病内科では、免疫の異常によって全身にさまざまな症状を引き起こす病気に対応しています。膠原病は一つの病気の名前ではなく、全身性エリテマトーデス（SLE）、シェーグレン病、全身性硬化症（全身性強皮症）、多発性筋炎・皮膚筋炎など、いくつかの病気をまとめた総称です。原因がはっきりわからない部分もありますが、自己免疫が関与していると考えられており、関節の痛みや腫れ、発疹、発熱、全身のだるさ、臓器への影響など、症状は多岐にわたります。当院では、血液検査や画像検査などを組み合わせて丁寧に診断を行い、ステロイドや免疫抑制薬、生物学的製剤などを用いた治療を一人ひとりの状態に合わせて行います。膠原病は慢性的に経過することが多く、症状が落ち着いている時期と悪化する時期を繰り返すため、定期的な通院と継続的なフォローがとても大切です。必要に応じて他の診療科とも連携し、臓器の合併症や副作用の管理にも注意を払います。患者さんにとって長く付き合っていくことになる病気だからこそ、不安や生活の工夫についても一緒に考え、安心して治療を続けられるようサポートしています。体調や症状に気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。